2026年5月 総括質疑

それでは、ただいまより質疑を行います。ただいま議題になっております議案のうち、議案第32号、一般会計補正予算の企業投資促進事業費、これに絞ってお聞きをしたいと思います。前任者によって質疑が行われ、答弁もされております。私としては、これまでの質疑を踏まえて質疑を行ってまいりたいと思っています。

 

いろいろお話を伺っていて、私自身、不思議に思うことがあるのです。どういうことかというと、組織内といいますか、所管課の課内で、今回の企業投資に関しての奨励金及び固定資産税の不均一課税の申請について、担当以外が知らないという状況がなぜ生まれたのかということです。

 

こうした申請が行われる場合って、おそらく事前協議が行われますよね。制度の問合せや、申請をするにはどうしたらいいのか、こうした事前協議は行われていたのかどうか、それが一つ。事前協議が行われていたとしたら、事前協議があったことも共有はされていなかったのか。

 

私は、公務員の仕事はしたことはないのですが、自分の経験からしたら、こういう問合せがありましたというようなこととか、ましてや、これが財政的にも非常に影響のあることだし、市政としての政策的な効果も高いと思っているとしたら、「いやいや、こんな問合せがあったのですよ」というようなことは、普通、その組織内で共有されると単純に思うわけなのですけれども、まずは、その事前協議のことについてお聞きをしたいと思います。

 

あと、申請書は一応受理されているわけですよね。収受印が押されている状態だけど、いわゆる収受処理システムの上にのっかっていないと。書類は担当が受け取ってずっと置いていたという話ですが、それ2回に行われているのですよね。直接窓口に当該企業の方が申請に来られて申請書を受理されているわけでしょう。

 

これを周りの人たちが見ていなかったのかなと率直に思うのですね。職場の中で、「今何の申請?」とか聞いたりするではないのですか。2回もそういう直接申請が行われて、なぜほかの職員の方が承知をしていないのか、そこら辺のところ、説明を願いたいと思います。

 

あと、もう一つは、今回の原因とその後の対応をどうしていくのかということについて。答弁としてあったことのは、収受処理に対しての認識が不足をしていたというお話がありました。お聞きをしていて、私が感じたのは、そこが今回の原因なのかなということです。私はその当該の職員も収受処理に関しては認識していたのではないかなと思うのです。ただ、出すに出せないような状況になってしまったということではないかと想像してしまうわけです。

 

先日新聞報道されたオンダ精機でしたか、このことに関しては、新年度の予算で予算計上しているのですよね。ということは、その申請に関わる手続はその前に行われていますよね。それは誰が担当したのですか。その当該職員が担当したのでしょうか。その他の方が担当されたのでしょうか。その点についても、お聞きをして、1回目の質疑としておきたいと思います。

 

<地域づくり部長>

 

まず、当該事業者との事前協議についてですが、事業者からは電話で問合せを受け、制度の内容説明並びに申請書の記載事項及び添付書類の案内などを十分行ってから、事業者が所管課窓口に申請書類をお持ちいただき、これのタイミングで所属内で共有いたしますが、今回についてはそれができておりませんでした。

 

続きまして、なぜ二度にわたり発見できなかったかについてですが、こちらは一度目と同様に収受処理が完了できていないことに加え、申請案件の進捗状況の確認及び情報を共有しやすい管理体制が十分に機能していなかったことによるものと認識しております。その結果、複数回にわたって申請書が提出される機会があったにもかかわらず、組織として未処理案件を把握し、是正することができなかったことを重く受け止めております。

 

それとですね、オンダ精機の担当者については、こちらも同一の職員です。

 

 

再質疑

 

今の答弁からすると、同じ担当者で新しい案件も担当していたと。それについては収受処理していたわけでしょう。では、認識がないわけではない。文書管理に関しての認識をしっかり持つようにということを今後の対策にしているということですが、原因がそこではないという話です。

 

私が違和感を持ったのは、その2回にわたっての申請行為が行われているにもかかわらず、周りの人間は関心を持たないのか、あるいは受理した者は報告をしないのかということです。組織風土と言うのか何と言うのかは、私には適切な言葉が見当たらないのですけれども、原因はそこなのではないのかと思います。

 

あと、もう一つは、今回の案件のように特に財政的な支出が10年間と長期にわたるもので、市政運営上も影響が大きいと思われることなのに、これをたった一人の人間で受け付けるというのはあるのでしょうかねと思うわけなのですよ。例えば2人でそういった受付に関しては複数人で対応するとか、何ならやはり課長クラスが対応してもいい話ではないかなと思ってしまうわけなのですよ。

 

ちゃんと複数人で対応していくということが機能していけば、こうした事態というのは防げるのではないか。たった一人の担当がたった一人で事前協議の問合せを受け、答え、そして申請書の提出をしてもらい、それを、忙しかったのかどうかは分からないけど、ずっと自分で保管をしてしまって、出すに出せなくなったというのが、今回の顛末ではないかなと思うのです。だったら、それがちゃんと受理の際に、あるいは事前協議問合せ際から、報告や連絡が事前に庁内で行き渡っていたら、こういうことは出ないのではないですか。その点に関して見解を、市長でも担当でもよろしいですが、見解を伺いたいと思います。

 

<市長>

 

まずは、今回の企業投資促進事業費におきまして、事務処理ミスにより、事業者の方々、そして、市民の皆様方にご迷惑をおかけいたしましたことを改めておわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。

 

再質疑をいただきましたが、今回の案件、当然一人一人の高い意識というところも必要でありますが、ご指摘のとおり、組織として係員の事業執行状況の把握をしたりですとか、声を掛け合ったりするということが非常に重要だということを改めて認識をさせていただきました。重要な案件に関して、2人以上で受け付ける等の対策ということもご指摘のとおりであると認識をしております。

 

事前協議もございましたので、その際に周りで声をかけたりとか、受けた職員が周りの先輩方に相談をしたりということをする。また、こういう案件が来ましたということを報告するということも非常に重要だと思っておりますし、また、部署によっては、その受付を複数人で受けているという仕組みをつくっている、それぞれの事務が大分違いますので、いろいろと事務処理ミスがないように工夫をして、それぞれの部署で対応しているところもありますので、そういったところも参考にしながら、今後の対応に取り組んでいきたいと考えております。

 

私も新人研修のときに、新人の皆さんには、もし困ったことがあったり分からないことがあったら、とにかく周りの先輩方に聞いてくださいということをお話をしておりますが、そういったところも改めてしっかりと、仕事は一人でするのではなく、チームで組織として仕事をしていく、事業に当たっていくということを改めて啓発もしていきたいというふうに考えております。再発防止に向けて、相談、助言等がしやすい職場環境の実現に向けた体制づくりを徹底していくことを改めてお誓いを申し上げたいと思っておりますし、今後指示をしてまいりたいと考えております。このたびは非常にご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。